統合失調症の方の婚活

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統合失調症の方の婚活

統合失調症の方の婚活あまり耳なじみのない、統合失調症という病気。言葉は聞いたことがあっても、実際どんな症状でどういう治療が行われているかまでは、はっきり分からないという方も非常に多く、偏見にさらされやすい病気となっています。心の病として捉えられていることも多く、本人の意識や性格によるところが大きいと誤解している方も。婚活や結婚はもとより、普段の社会生活すら多くの困難を強いられているのが現状です。

統合失調症は単なる心の病ではありません。脳の機能障害のひとつです。本人は決して悪いわけではありませんので、まずはしっかり病気と向き合い、周りにもその旨しっかりと伝え、サポートをお願いする姿勢が大切です。

症状は人それぞれ

症状は人それぞれ幻覚、幻聴、妄想、奇行、独り言、集中力低下、不眠、過剰睡眠…。本当に様々な症状を見せる統合失調症は、症状の出方も度合いも人によって全く異なります。軽度のものならリハビリや投薬治療を行いつつ、社会生活を送れるのですが、重度のものになると、入院を伴うものまであります。

この病気は脳の伝達物質の異常作用が主な原因だと分かってきたため、しっかりとした治療が期待出来ます。サイクルも、「前兆期」「急性期」「休息期」「回復期」と大きく4段階に分かれており、当事者含め、家族や周囲が正しい理解を持つことで、一般的な生活を送れるようになるでしょう。

多くが普通の社会生活を送っている事実

統合失調症の症状を羅列されると、とても通常の社会生活は送れないのではないかと感じてしまうかもしれません。一説によると100〜120人に一人の割合でこの病気を抱えているとされています。原因は明らかにされておらず、完治は難しいと考えられてきた病のひとつですが、多くの研究により、現在は有効な治療法、リハビリ、薬が開発され、多くの統合失調症患者が社会復帰を果たしています。

何をもって完治と呼べるかは明確ではないため、自分自身、そして家族や周囲の正しい理解と対処法ひとつで、幸せな暮らしが送れることを、もっと広く認識する必要があります。

統合失調症の方の婚活

統合失調症の方の婚活症状の出方に個人差が大きく、正しい治療法と様々な努力によって、発症頻度を低く保っている統合失調症の患者さん。症状が出ていないときは普通の生活を送れるため、人並みに恋愛感情や結婚に対する憧れ、自分自身の将来について真剣に考えてらっしゃいます。

しかし、この病気に対する理解度の低さゆえ、結婚や婚活に大きな不安と絶望感を感じていらっしゃる方は少なくありません。パートナーに迷惑をかけてしまう可能性を考慮し、なかなか積極的に婚活に踏み切れないのが現状なのです。社会的偏見も強く、心を閉ざしてしまっている方も非常に多い病です。

統合失調症には人との関わりが必要不可欠で、大きな愛が必要です。だからこそ、障害者の婚活パーティーでは、様々な苦悩を抱えている人、それを理解する人同士が交流しあい、希望ある未来への第一歩を踏み出せることを願っているのです。

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